ザトウクジラは、毎年冬、温暖な海で繁殖・子育てをするためにやってくるといわれています。ハワイや沖縄・慶良間諸島付近で出産・子育てをしているといわれていて、12月に入ると小笠原で姿が見られ「シーズンが来た!」とワクワクします。小笠原から悠々と南下して、12月中旬位から3月一杯は慶良間の海で親子のクジラ達に出会う事ができます。
いよいよ乗船
12時。座間味港のホエールウオッチング協会に集合。
手続き、注意事項、クジラの生態等の説明を受けいよいよ出航です。
私のクジラ君との初デートは沢山あるウオッチング船の中から
【セティウス】(船の名前)にお願いしました。
大型のクルーザーでトイレもついています。(船が大きい方が酔いにくい)
ミートポイント(クジラに逢える地点)着くまでに
ガイドのMOMOさんがザトウクジラの習性やあれやこれやを説明してくださいました。
どうしてミートポイントがわかるのか
3箇所の展望台から「座間味ホエールウォッチング協会」の方々が交代で海を眺め
クジラ君のブロウ(潮吹き)や姿を探してくださってます。
そして場所を無線や携帯を使ってキャプテン(船の船長さん)に即伝えています。
ここに座間味でのクジラ君との遭遇99,9%の脅威の確立があるわけです。
運悪く、目の前でクジラ君達が家族そろって深海に潜ってしまうタイミングに
遭遇してしまった場合は、1%のごめんなさいです。
ブロウ1時!
は?なんのこっちゃですよね。
クジラ君のブロウを見かけた人は、
大きい声で方向をキャプテン(船長)に伝えます。
いくら無線でクジラの居場所を聞いていても、相手は生き物
そりゃ、動きもします。
乗組員は全員ミートポイントで四方八方に目を凝らせます。
1時と言うのは、船先を12時として、時計の文字盤の位置でクジラの位置を表します。
居ました!!
「ブロウ!1時!」
好奇心旺盛なクジラ達
クジラ君に気に入られ、セティウス(私たちの船)の周りにたっくわり(寄り添うこと)
Spy Hop(スパイホップ)くれました。
垂直に体を持ち上げて、水面から顔だけ出すアクション、
30~180度体を回天させてから水面下にゆっくり沈みます。
私達の船がポイントに着いて後から3艘の船が来ましたが
嬉しい事に、私たちの側から離れません。
手を伸ばせば届きそうな距離
一頻りクジラ君に遊んで頂きました。
クジラ君とお別れです。
クジラは、深海に潜る時にこのような輪が水面に現れます。
※慶良間諸島の海域で逢えるクジラはザトウクジラです。
素敵なパフォーマンスを沢山見せてくれてありがとう。
クジラ君たちが私達を見て遊んでたって感じもしたけど・・・
サンセットクルーズ
一旦港に戻り、天候が良い日はサンセットクルーズも体験できます。
言葉は要りませんね。
息をのむ程美しい光景でした。